韓国ドラマ「カプトンイ」Ep.14
テオとムヨムのチキンレース


韓国ドラマ「カプトンイ」
第14話 あらすじ


カプトンイの顔

カプトンイの顔を思い出した精神科医オ・マリアだったが、記憶の断片に浮かんだ顔をうまく説明することができない。どこかで見た顔のような気がするが、それが誰なのかが思い出せずにいた。



富める者とは

女子高生マ・ジウルは治療看護所にいるリュ・テオに会いに来た。やつれた様子のジウルを見て、テオは「悩んでいるように見せていても、結局は受け入れるはずじゃないか。」と言う。

ジウルの悩みは、テオの母親がジウルに金を積んで結婚を強要していることだった。

しかし、母親は、息子を無罪にしたいだけであって、息子を愛しているわけではない。テオには弟がいるのだ。

そして、母親は弟だけを可愛がり、テオから距離を置いて暮らしてきた。資産家の母親があらゆる手を尽くして必死で守ろうとしているのは、テオではなかった。

一時はテオが人間であるよう願い、変われると信じたジウル。

tvN カプトンイ EP.14 140531

ジウルあなたは私を人間だとは思っていないのね。
あなたの家はあまりにも貧しいのよ。
トルチュン(刑事ハ・ムヨム)は、「最も貧しい人は、憐れむ心の乏しい人だ」と言ったわ。
だから、私は裕福なのだと言ってくれた。
やっと、その意味がわかったの。
あなたの家は、本当に貧しいんだわ。
あなたもあなたのお母さんも、無一文の乞食よ。

日本語訳・編集 : OMNIVORE-CAFE

そう言って、ジウルは席を立った。



物言わぬ白骨の伝言

掘り出された白骨は、カプトンイとは関係ないように思われていたが、ムヨムはそれが第八の事件の被害者と親しい同級生であることを突き止めた。

しかし、ヤン課長のかわりに捜査本部を率いるチャ係長は、"しるし"もないのにカプトンイと関係していると決めつけるのは、オーバーではないかと意見する。ムヨムは答えた。「もしかすると、何かを伝えたくて出てきたのかもしれませんよ。」

第八の事件の被害者は、女性警官だった。当時、事件が相次いだイルタン市内の警備にあたり、地域の女性たちに笛を配って、危険な時は吹くようにと教えていた。"泣き虫"というあだ名がつくほど、心の優しい人だったという。その笛が、白骨のそばにも落ちていた。

ムヨムは女性警官が綴ったラブレターを見つける。相手は当時同僚だったチャ係長だった。女性警官は、チャ係長に片思いをしていたが、そのラブレターを渡せなかったようだ。



勝って嬉しいか?

自分が生き残った時の記憶が蘇ったマリアは、子供の頃には言えなかった事件の詳細をきちんと話しておきたいと申し出て、再び調書をとることになった。

カプトンイに言われるがまま、ジャンケンをした幼いヘジンとマリア。二人は勝敗がつかないように、泣きながらずっと同じものを出し続けていたが、途中でマリアが変えてしまう。これで自分は助かると思ったマリアだったが、カプトンイから「勝って嬉しいか?」と聞かれてうろたえる。

マリアはどちらが死ぬかを選ぶためにジャンケンをさせられていると思っていたが、そうではなかった。ただ、死ぬ順番を決めるためのジャンケンだった。カプトンイは嘲笑って試していたのだ。どちらが先に裏切るかを。小さな子供が自分だけ助かろうと友達を裏切る様子を、ただおもしろがって見物していた。

調書を終えたマリアは、警察署の前でムヨムを待つが、どうやら約束をすっぽかされたようだ。通りかかったチャ係長が、マリアに声をかけた。「リュ・テオに自白させるとは、強いですね。勝ったんですよ、あいつに。」と…。そして、一呼吸置いて「勝って嬉しいですか?」と尋ねた。マリアははっとして顔をあげる。

外れてしまったマリアのブレスレットをつけてあげるというチャ係長。その手の感触、その口元、その目つき…。マリアはこの親切な人間の真の姿に気付いてしまった気がして、幼かった頃の恐怖が蘇って来た。

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チャ係長あれ?どうして、ここに?

マリアすっぽかされたみたいです、ハ刑事に。
一緒に夕食をとろうと言ったのに。

チャ係長あいつは、どうして…。

マリア私よりも急用があったのでしょうね。

チャ係長そんなはずはないけどな。
ジウルっていう子のことかな?
それでも、順番を決めないと。

マリア……。

チャ係長結局、リュ・テオに自白させるとは、強いですね。
勝ったんですよ、あいつに。

マリア……。

チャ係長買って嬉しいですか?

マリアえ?あ、はい…。

日本語訳・編集 : OMNIVORE-CAFE



隠したい気持ち

ハン博士の研究室でチャ係長に出くわしたムヨムは、何をしていたかを尋ねられて、とっさにマリアと食事をしていたと答える。

それが嘘だとわかっているチャ係長は、どうしてムヨムが嘘をついたのか、何を隠しているのかを気にしている様子だ。

チャ係長は、20年前、喫茶店に潜入捜査していた同僚の女性警官が、自分を見て驚いたのを思い出していた。

そして、親しそうな女性の友人が「あの人なのね?」と女性警官に小声で尋ねると、女性警官は気まずそうな顔をした。それを見たチャ係長は女性警官があることを知ってしまい、自分に隠しているのだと思った。

その夜、その女性警官が拉致される。
第八の事件が発生。

手首を縛られて泣く女性警官に、カプトンイが言った。
「泣くな。泣くから余計におもしろくなってしまうだろう?何がそんなに悲しいんだ?」

そして首を絞めた。どうして泣いたのか、何が悲しかったのか、何を隠したのか、泣き虫で優しい女性警官は伝えることもないまま息絶えた。

チャ係長はつぶやく。
「ムヨムは何を知ったんだろうか…どうして嘘を…」




渡せなかったラブレター

ムヨムがマリアとの食事をすっぽかした理由は、第八の事件の被害者である女性警官の母親に会いに行っていたからだ。

母親はラブレターを見て、娘に好きな人がいたということを初めて知った。可哀そうな娘が伝えられなかった気持ちを代わりに相手に伝えてほしいと、ムヨムに頼んだ。

チャ係長にそのことを伝えるかどうか迷っていたムヨムは、マリアにラブレターの話を相談した。ムヨムの知っているチャ係長は昔から優しい人だ。このことで心を痛めてしまうかもしれないと考えていた。

チャ係長に疑念を抱いているマリアは、チャ係長はどんな人かとムヨムに尋ねる。チャ係長を尊敬しているムヨムが「良い警察官だよ。なんだ、好みのタイプか?」と茶化すので、マリアはそれ以上何も聞けなかった。

ムヨムは話があると言って、チャ係長を呼び出した。第八の事件の女性警官が死ぬ前に言いたかった事があるようだと話し始めたムヨムに、「先輩のことについてだ」と言われて、少し身構える様子のチャ係長。女性警官がチャ係長にあてたラブレターを渡されると、チャ係長は「これだったのか…」とだけつぶやいた。

その様子に違和感を覚えたムヨムは、チャ係長の後をつけた。そこで、ラブレターを握りつぶし、ごみ箱に捨てただけでは飽き足らず、唾まで吐いているチャ係長の姿を目にしてしまう。幼いころからよくしてくれた良い警察官の姿はそこにはなかった。愕然として怒りと悲しみに嗚咽するムヨム。



違うはずだと願ったのに

マリアの携帯にムヨムからメッセージが届いた。

「ドヒョク先輩が理想のタイプだって言うから、若いころの写真を送ってやるよ」と書かれており、写真が添付されていた。その写真を見て携帯を落としてしまうマリア。

それはまさしく、マリアが思い出したカプトンイの顔そのものだった。マリアは震えながら声を出して泣いた。

「俺と同じ考えなんだろう?」とムヨムが尋ねると、マリアは「違うはずだと願ったのに…。あの人だけは…。」と答えた。

カプトンイによって人生が変わったムヨムとマリア。ムヨムは必ずカプトンイを捕まえてみせると、マリアに誓った。



猟犬を手なずけろ

公訴時効の壁を打ち破るための道を探すムヨムは、治療看護所のテオを訪ねて、助けを求めた。どうしてもカプトンイを捕まえたいムヨムには、手助けをしてくれる猟犬が必要なのだ。今、目の前には、カプトンイを知りつくしたサイコパスであり、カプトンイが憑依した殺人鬼がいる。

鼻で笑うテオに、ムヨムは提案した。
「おもしろいゲームをしよう。お前のようなサイコパスに有利なゲームだ。チキンレース。」

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マリア絶壁の端に近づいたほうが勝ちよ。
ここで負けた人が、カプトンイを捕まえるための猟犬。

ムヨムやめたいと思ってるんだろう?
急に怖くなったか?

テオ……。

日本語訳・編集 : OMNIVORE-CAFE



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